見谷 聡一WebSite
Column 〜脱力のススメ〜
第ニ幕「真の脱力とは?」

「どのくらい脱力をすればいいんですか?」

生徒さんや整体のクライアントさんからこのような質問が多く寄せられます。

みたにとしては
「出来る限りしましょう!」
とお答えするしかないのですが(笑)

これだとミもフタも無いので「ご自分でチカラを入れてる感覚がなくなるのが理想です」と答えるようにしています。

今は当たり前に言われるようになりましたけど、そもそも“脱力”とはどいう状態を指すのでしょうか?

力を脱ぐと書いて“脱力”

自分では“脱力”しているようでも本当に出来ているか判別ができにくいですよね。

初めての生徒さんや質問して来た方に
「では脱力してみてください」
というと、
膝を折って、お腹の力を抜き、猫背になり、首を前に出して、あごを上げる、といった態勢をとります。
若干目もうつろになっています。

8割、いや9割近くの方がこうなります。

この態勢は一見、“脱力”しているように見えるのですが実はそう見えているだけなのです。
これは力を抜いて“脱力”しているのではなく、力を消して“弛緩”しているだけです。
“脱力”=“弛緩”ではないのです。

ただ座っているだけならそれでもいいかもしれません。
しかし楽器を演奏する、スポーツをする、など運動しなければいけない時に完全に弛緩した状態から“瞬間的”に力が出せるでしょうか?

この“瞬間的“にというのがポイントなのです。

身体をうまく繋ぐことにより、(筋肉的にも骨格的にも)効率よくしかも最大限に力を使えるようになったら今までのパフォーマンスは劇的に変わるはずです。

身体を繋げる感覚は“道”を整備するのに似ています。
力を効率良く伝達して使うために“脱力”をすることは身体を繋ぐ上で大事なのですが、“弛緩”してしまうことで力の道筋を逆に阻害していることもあります。
少しずつその感覚を養っていかなければなりません。

ダラダラと弛緩する=“脱力”という概念を捨てる事が本当の“脱力”への第一歩なのです。

次回からは“脱力”するためのポイントや“脱力”してからの身体の使い方をアドバイスして行きたいと思います。


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